本日は早朝からクラッチをチューニングしてもらうために中央高速で北へ。
目的地は「工房きたむら」さん。本業はジュエリーのデザイン&作製。
趣味としてトライアルを楽しみ、全日本にも参戦しているアクティプなジュエリー屋さんです。
おやぢは何度か家族のプレゼント用のジュエリーを頼んだことがあります。みなさんもどうですか?
トライアルを家族に理解してもらうためにも。。。(笑)
きたさんは裏メニュー?GASGASのダイヤフラム式クラッチのチューニングで有名でして、全日本クラスのGASGAS乗りなら知らない人が居ないくらい。
BETAなどコイルバネ式クラッチもチューニングできることを最近知り、おやぢのEVOもお願いした訳です。
おやぢのEVOは近ごろ切れがイマイチでして、終日というわけではなので、ガマンしていたのですが、きたさんのチューニングを知ってしまった以上、気になって仕方ありません。
つーことで、メールのやり取りを何度かしたうえで、本日、チューニングすることになりました。
まずはクラッチハウジングとクラッチセンターを含むクラッチ一式をマシンから取り外します。
外したフリクションプレート、クラッチプレートは歪みを見るために平な鉄板の上に置いて、丁寧に指で叩いて浮いてるところを探します。
歪んでいる場所は企業秘密の手(握力70)で、根気良く曲げていきます。(リムの振れ取りみたい。)
残念ながらこのEVOのクラッチプレートの中には粗悪なものがありまして、端を強く押すと反対側が浮くくらい変形している物がありました。。。どきどき
歪みを取ったクラッチプレートは、微妙な凹凸を均すために耐水ペーパーで両面を研磨します。研磨といっても均一に荒らす程度。
プレートの歪みを取り除いた後は、クラッチハウジングとセンターの当たり面を面取り。
この作業をフリクションプレート6枚・クラッチプレート5枚すべて行います。(@_@;)
仕上げは、フリクションならフリクションプレートを6枚を重ねてデジタルノギスで厚みを測ります。
測る箇所は十数か所。
測ると平均よりも厚い箇所と薄い箇所が分かるので、経験と感を用いて、まるで自転車のダイヤルキーの番号を探るようにフリクションプレートを1枚1枚回転させ均一になるところを探しだします。
クラッチプレートも同様の作業を繰り返し、組んだプレートには位置と順番が分かるように番号を印ます。
プレート関係が終わりましたら、次にクラッチハウジングとクラッチセンターの当たり面を均します。
以上の作業でおおよそ6時間。横でおやぢが質問していたため、作業効率は激落。汗
途中でおやぢは近所の温泉施設へ行ってしんなりしたり、食事に行ったり、、、
仕上がったクラッチ一式を組んで、遊びを見てから試乗です。わくわく
【ちょっとインプレ】
庭でちょこっと乗っただけなので、インプレというほどではありませんが。。。
チューニング後は半クラッチの位置が分かりやすくなりました。指の動きがダイレクトにクラッチに伝わる感じです。
フルロックターンをやってみると実感できます。
カクカクすることがなくスムーズなターンができるようになりました。
数時間乗れば、もっと良くなるそうなので、週末のお楽しみに残しておきましょう。
めでたし。めでたし。
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